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全館空調導入 設計時に知っておきたいこと

それほど一般的ではないものの、ネットで調べればそれなりに導入している話も出てくる全館空調。

初期導入済みのマンションの場合はさておき、木造一戸建てに導入する場合は、建築だけでなく空調メーカーもうまく巻き込む必要があります。
また、建築側は楽な方にしか考えませんから、施主も知識をしっかり押さえておかないと、システムが理想的に収まらないばかりか、温度差での不満が出るかもしれません。

導入を検討する際に、考えた方がいいことや、うまく収めるためのアイデアをいくつか並べてみたいと思います。

【建物は、平屋? 2階建て? 3階建て?】
当然ながら、温かい空気は上に、冷たい空気は下に移動します。
平屋ではない場合は、暖房なら階段を伝って暖気は上に、冷房は逆に、冷気は下に移動しようとします。
個別の部屋でドアを閉めている場合は別ですが、玄関、廊下、吹き抜け、リビングなど、ドアがない空間が階段を挟んで上下階がつながっている場合は、各場所から個別に風量制御(温度制御)したとしても、どうしても上下で温度差が発生します。
そのため、基本的には下の階には比較的涼しい環境を好む人、上の階には温かい方が好みの人、の居室を設けると、空調制御が容易になります。

上下階での温度差をなくしたい、と考える場合は
・階段の上下どちらかの近傍にドアを設ける
・上下階で直接強制通風するダクト、ファンを設置する
などが考えられます。

【個別の温度制御ができる、という装置、本当に作用するのか?】
全館空調の場合、複数台導入しない限り、室内側は1つのユニットで温度調節を行います。そこから出てくる風を全館に分配するだけなので、個別温度調節なんてできない、という話も見かけますが、半分正解、半分間違い、でしょうか。

温度調節を行うためには、暖房なら目標温度以上の空気を供給、冷房なら目標温度以下の空気を供給することになります。暖房環境であるのなら、熱が逃げて行く環境前提ですので、暖気供給を止めて放置すれば温度は目標以下になりますし、放熱量以上に目標温度以上の暖気を供給すれば、いずれ目標温度になります。

個別温調で暖房の場合、システム上、もっとも高い温度を要求する場所以上の温度の空気を供給し、供給空気量を室温ごとに制御すれば、理論上はどの部屋も最終的には目標温度に到達するはず(冷房ならその逆)、です。
客間のように、普段は出入りがあまりない部屋、収納部屋などは、居室に対して数℃ゆるい温度設定にしておくと、きちんと温度差はコントロール可能です。

しかしながら、ある特定の部屋だけ断熱効率が悪いと、外乱により制御しきれない可能性があります。
たとえば
・極端に大きい窓がある部屋
・特に日当たりのよい屋根の真下にある部屋
は、外乱を受けやすく、設定温度通り、とはいかない場合もあります。

また、温度センサーのあるエリアごとにドアで仕切らないと(開けっ放しにすると)、当然ながら個別の温度にはなりません。

全館空調を入れた場合、家中どこにいても空調範囲内ですので「暖房(冷房)の効率UPのためドアを閉める」という発想自体が薄くなります。
現実的にはドアを開けっ放しにすることが多くなり、個別温調の意味があまりなくなる、ということがあります。

個別制御はできるのならしても良いが、あまりこだわっても仕方なく、それよりは熱の上下移動を考えた方が有意義、かもしれません。

【装置はどこに置くのが良いか?】
屋根裏設置、半畳機械室タイプ、などあります。屋根裏タイプは、その時点で屋根裏に設置する前提、ですが、機械室設置タイプの場合、1F、2F..など考えられます。

機械室の設置階は、性能上は「戻ってくる空気をどこで捉えるのが良いか?」という観点と、ダクトレイアウト、スペース上、どこが有利か、という観点で考えたいところです。
空気の供給、については、各部屋に温度制御された空気が送られるため、理想的に行くはずです。しかし、室内に入った空気は、強制対流させない限りは、上下で温度差が出ます。

1Fに機械室を設置した場合、2Fの天井付近の暖気を回収することは難しくなります。この場合、冷房したくても2F天井付近に熱が溜まりやすい、と考えられます。
逆だとどうか?
2Fに機械室を設置した場合に、1Fの床の冷気を回収することは難しい、となりますが、1F床の冷気を回収したくなるのは暖房の時。暖房の際には、吹き出し方向を床方向に向ければ、おのずと上昇方向のエアフローが発生するので良い、ということになります。

上下階全体の温度差を考えるのなら、上階に機械室を設置する方が得策、と思われます。
(屋根裏設置タイプも自動的にこちらですね。)

なお、常設階段/ドアなしで小屋裏がある場合、小屋裏へも吹き出し口設置をお勧めします。
小屋裏の場合は天井高が1.4m以下と低い空間ですので、上下温度差はさほど気になりません。
また、居室ではありませんので、居室に対して若干高めの温度になっても問題ありません。
吹き出し口を設けない場合、暖気が小屋裏に集結してしまいます。この場合、夏よりも冬場に小屋裏が過剰に暑くなる、ということが起き得ます(熱を下に降ろすため、サーキュレーターがあると良いかもしれません)

ダクト、の観点でも2F(3F)がお勧めです。
理由は次(ダクトレイアウト)へ。

【ダクトレイアウトについて】
全館空調の弱点の一つに「天井下がり」があります。
ダクトは建物の構造を避けてを配置する必要があるため、構造よりも「下」にダクトを吊り下げて水平方向に配管することが多く、それにより天井下がりが発生します。
脱線しますが、マンションの場合、浴室、トイレ、廊下の天井が居室よりも低いことが多いです。これは、排気配管が各天井の上に吊ってあるから、で、これもダクトのための天井下がりです。(廊下の先の玄関上ないし玄関わきに浴室やトイレの排気口があるケースが多いです)

廊下の天井で処理するのは簡単、ではありますが、やはり窮屈になりますし、階段室と天井のつながりがおかしくなる場合もあります。

そこで、天井下がりを最低限にするためには
・できるだけ小屋裏でダクトを水平方向に分配して、必要個所に垂直に降ろしていく。
・小屋裏~1Fに送るダクトは、クローゼット内や間仕切り、トイレ脇に通して防音壁として活用する、など、配置を考える。
・2x4の場合、居室内で水平に配管する場合、「根太間」を活用する。
また、ダクト配管方向の根太となるよう、建築サイドと調整を行う。
・居室内で水平に配管する際には、収納内をうまく活用する。
(たとえば小屋裏→1F収納めがけてダクトを降ろせば、1Fは収納の壁に吹き出し口を設けられます。)
・ユニットバスの上はダクトを通せる可能性が高いので、できれば活用する。
(ユニットバスの天井に換気扇があるため、ユニットバスは換気扇の分、天井が低いものが大半です)
これらをうまく組み合わせると、天井下がりナシ、の全館空調も実現可能です。
(ただし、どうやっても2Fには天井裏からダクトを1Fに降ろす貫通スペースが必要。)

また、小屋裏で分配処理すると有利ですので、機械室は2Fにあったほうが、分配前のエアを送る径が大きいメインダクトに使う空間を最小限にできる、というメリットがあります。

【特に温かい地域向け/効率UPのために】

電気代削減のため、

「建築で気を使っておきたいこと~断熱のための仕込み」
・できることなら2x4よりも2x6
2x6にしても耐震強度は10%も改善しませんが、断熱材が多く入るため、断熱には有利になります。防音の観点でも2x6の方がお勧め。
・屋根断熱にする
・屋根裏にもアルミ蒸着シートを仕込む(タイベックシルバーなど)
・屋根の色はできるだけ明るく(断熱効果を謳うものもあります)
・予算に余裕があるのなら、太陽電池設置もお勧め。エネルギーの一部を電力に変換する分、建物内への熱エネルギー侵入を抑止する効果が期待できる。
・窓は必要以上に大きくしない。特に西日の入る方向の窓は小さめに。
・外壁も、黒よりは白
・窓枠まわりの断熱が可能であれば仕込んでおく。窓+窓枠からの熱の出入りは大きい。


「設備面~内部で熱を発生させない」

室内に熱を放出する設備は、要注意です。
・ガスコンロではなくIHがお勧め
ガスコンロは熱効率が40%程度ですので、60%は部屋の空気を暖めることになってしまいます。冷房との組み合わせは、良くないです。
IHの場合は、電力の大半が調理器具の加熱に使われるため、部屋の空気の温度上昇は僅かで済みます。
・乾燥機の使用頻度を減らす/使わない
洗濯乾燥機の場合、使った電力のほとんどは室内に熱として放出されてしまいます。
エアコンで冷やしたい部屋で、およそ1000w程度のヒータを使っているのと同じようなものです。
一方で、全館空調を入れると空気は乾燥する側になりますので、洗濯物は扇風機で送風してやれば、十分乾きます。
・洗濯乾燥機の近くに換気扇
乾燥機を使うのなら、熱は室内に放出せずに排気したほうがマシです。
浴室乾燥機の場合は外部に排気してくれますが、洗濯乾燥機の場合、洗濯機の上に換気扇をつけておく、というのも手です。
さらに、洗濯機置き場にドアを設けておけば、室内側に熱が廃棄されることもなく、騒音対策にもなります。


全館空調をお考えの方、参考になれば、と思います。

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VinaPhone 2014年7月

久々にベトナムに来ましたが、かつて使っていたVinaPhoneのSIMは全滅。
SIMそのものを有効なものとして認識しませんでした。

空港で入手したSIMで即ネット接続はできるようになりましたが、かつてのコマンドでネット定額プランをONにしようとしても
「Tin nhan sai cu phap! De biet them chi tiet ve cac cau lenh dang ky xin xem tai http://3G.vinaphone.xom.vn hoac lien he 9191」
といった感じのメッセージが返ってきました。
単語ごとに訳を引くと、どうもコマンドが間違っている、ということらしいです。

仕方ないのであらためてVinaPhoneのサイトを見ると、料金プランもコマンドも変わっていました。

デフォルトパッケージ
パッケージ名 : M0
価格 1.5VND/KB

パッケージ名 : M10/M25/M50/M120 の4種類
有効期限 いずれも30日
価格 VND10,000/25,000/50,000/120,000
容量 50MB/150MB/500MB/1.5GB

パッケージ名 : MAX/MAX100/MAX200/MAXS(学生のみ)
有効期限 いずれも30日
価格 VND70,000/100,000/200,000/(50,000)
最高速での通信量 600MB/1.2GB/3GB/(600MB)
最高速の容量を使い切ると、残りは32kB/sec の通信速度に制限されるが転送量制限はない。

パッケージを有効にするとき
SMSで888にメッセージを送る。
MAXパッケージの場合
DK MAX

パッケージを終了するとき(送らないと自動更新されるらしい)
MAX パッケージの場合
HUY MAX
※終了のコマンド送信の後、残っている分は使用期限まで有効とのこと。

詳細はこちらへ。
(VinaPhone英語サイト Homepage>Services>Internet access>Mobile Internet)
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iPhoneとのセッションを開始できなかった...

iPhoneとのセッションを開始できなかったため、iPhone"xxxのiPhone"のバックアップを作成できませんでした。
iPhoneを取り外して再接続してから、やり直してください。

検索すると、結構な頻度でこのアラートを目にしている人がいるようです。

原因はかなり多岐に渡るようですが、もっとも簡単に回復するパターンは
・ iPhoneの電源を入れなおす or 再接続
・ iTunesの再起動
あたりですが、それくらいは誰しも試すところでしょう。
それで片付かない場合は、おそらくAppleのこちら(iOS:iTunes のバックアップに関する問題のトラブルシューティング)を一度訪れるのが良いでしょう。

しかし、公式サイトのトラブルシュートはとても面倒なステップを踏むことになるので、今まで使えていたのになぜ今ダメになるの?という人からすると、全部はやってられなくて思い当るところだけ試してしまいそうです。

私の場合、あるiTunesアップデート時からアラートが出るようになってしまった、と思っていたため、公式サイトの手順を途中すっ飛ばして最後まで行ったものの原因がつかめませんでした。

公式サイトの最後の手段で、別のPCではバックアップができる、ということを確認すると、問題はiPhoneではないことになります。
悩んでいろんなサイトを見て回ると、USBカードの増設で回避できた、という人も。
これは公式サイトにはない解法なので、試してみました。
しかし、手持ちの新品増設カードは接続そのものが不安定で、そもそもうまく接続できませんでした。
(後日、これは増設基板の問題...パターン切れ、が原因であることを発見。)

仕方なく、USBコネクタを差す場所を変えたりしているうちに、あるデバイスのLEDが不規則に点滅するのを発見しました。
なぜLEDが点滅?
...
ひょっとして電流不足??

USB機器同士の干渉、とかでなく、実はもっと簡単に、デバイスの消費電力が多すぎる部分があって全体的に不安定になっているのでは?という気がしていました。
PCから外部電源ありの4ポートのHUBに接続、さらにモニターのバスパワーHUBを接続し、そのツリーの中にバスパワーの機器がたくさんある...バスパワーのHUB自体も電力消費するし。
また、iPhoneは充電時に800mA程度食う場合もあるようで、そうするとUSBバスパワーの上限1ポート500mAを超えてしまっているし。

そこで、多段のHUB接続を止めて、iPhone自体はPCに直結、にしたところ、アラートは出なくなり動作が安定しました
電流容量問題だとすると、USBカードを増設したら改善した、というのも、同じ理屈で解決しうる話です。

相性とかの場合もあるかもしれませんが、USB機器、特に電力を比較的食うようなデバイスを複数接続している場合は、HUBの電源供給があるから、と安心しきらずに、電力の分散を検討されるのも良いかと思います。





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ワインダー KA003の故障

Amazonなどで手に入るワインダー(ワインディングマシン) KA003。



通電開始から2年弱で動かなくなりました。回らなくなったワインダーには、何の意味もないです。
購入時価格は2580円、1年で1300円くらいの費用で時計のメンテを自動化できるのならそこそこか、とも思いますが、壊れるにはちょっとはやい。保障は切れてるし...

動作はしませんが、内部でモーターが回転している音が聞こえてきます。
駆動列のどこかが壊れた様子。
振ってみると、カラカラ音がします。
部品が抜けた程度なら直せるかも?と思い、開けてみました。

時計と時計のホルダーを先に外しておきます。
製品底面のシートをはがして4カ所のネジを外すと、ケースは基本的には無理やり開けていくだけです。
底面の部品はネジを外したのちに、四角の穴から見える4カ所の爪を逃がしながらこじ開けます。
前面のドア付き部品は、ドアではなく枠を前方向に引っ張るだけ(引っ張っても無理であれば、部品のダメージは覚悟の上で、マイナスドライバーでこじれば外せますが、部品の肉厚が薄いため、割れることは覚悟の上で)。
製造時には、振動での音対策のためか、部品の合わせ部に接着剤を塗布してあるようですが、2年経過しているとボロボロに砕けます。
中にアクセスする邪魔にはならない程度の接着剤の強度です。

底面と前面の部材を抜いた後、前面カバー内にあるネジを全部外してから、左右のカバーをこじ開けると、基本的には分解完了です。

今回の故障は、モーターと減速ギアのユニットの間にあるプーリーベルトが切れたことが原因でした。
今時プーリーベルトに泣かされるとは...。
内径φ28 1mm□のベルトです。
減速ギアのユニットが油だらけなので、ケミカルアタックでベルトにダメージが行ったのかもしれません。

ホームセンターでこのようなベルトがないか、と探しますが、さすがに見当たりません。
仕方ないので1mm厚のゴム板と、φ28の太いOリングとを買って帰宅しました。
Oリングの方は、そもそもプーリーに収めることが厳しいくらい太く、またコシが強すぎてモーターにダメージを与えそうなので、装着断念。
最終手段で、ゴム板からサークルカッターで輪っかを切り出してベルト状にして、これを組みなおして完成です。

※といっても、ここがもっとも難しいです。1mm幅に切りたいので、一度カッターの半径を変えなければなりませんが、カッターの半径を変えた後にもう一度ゴム板にセットするとき、同軸が意外と出しづらかったです。外形を切り出してから内径を切り出さないと、中心を見失いやすいです。

もともと減速比が高く、初段ではたいしてトルクを伝達するベルトではないようなので、多少いびつなベルトでも一応の動作は可能なところまで復旧しました。

もしKA003が故障したとき、モーター音が聞こえるようなら、試してみても良いかもしれません...
#ゴムの板は100円でお釣りがきました。本来ならゴム硬度にこだわるべきなのかもしれませんが、初期状態を調べようもなかったので、動けば良し、ということで。


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BootCamp + MacBookAir

2011/10 に購入したMacBookAir13"。
MacOSの起動が速いのはSSDのため? スリープからの復帰も快適です。
こうなると、お出かけ用vaioの出番がなくなりそうなものですが、Windowsでないとドライバーがない周辺機器や、Windows版の有償アプリを買いなしたりするのも困る、と、全面Windowsである必要はまったくないものの、一部やはりWindowsを使いたい場面もあります。ここでもっとも確実そうなのがBoot Campを使ってのWindows併用かと思い、1ライセンス買ってきました。

久々に外付けドライブを引っ張り出してBoot Campアシスタントを起動します。
とにかく起動して先に進めると、3つの作業ができるとあります。
USBメモリーが余っている人なら3つとも作業するのが良いかもしれませんが、手持ちがないため、ドライバーCDの作成とWindowsのインストールのみ選択。久々にCD-R焼いた...(あと数枚でCD-Rは在庫切れしそう)。
Windowsのインストールに進むと、まずパーテーション作成となります。デフォルトで、Windows領域に20GB設定されますが、アプリはある程度インストールするため、50GB分確保。MacOS分は170GBに縮小します。
Windowsのインストールディスクがマウントされている状態であれば、パーテーション確保し終わると同時に再起動がかかり、Windowsのインストールが始まります。Windows7であれば、S/N入力、ユーザー名、PC名、パスワード設定以外はほとんど手を触れなくてもインストール完了。インストールしたWindowsの起動後に、先に作ったドライバCDをマウントしてsetup.exeを実行すれば、ビデオドライバ他一気にインストールが完了します。

さて、導入は非常にあっけなく、MacOSからはBootCampのドライブが、また、WindowsからもMacOSのドライブが見えますが、お互い読み取り専用で書き込みができません。お互いがOSを破壊しないための意図的なものだったりするかもしれませんが、使用上は不便。そこで、もうひとつパーテーションを区切ってFAT32にすればよいのでは?と考えたのですが、試行錯誤した結果「ちょっとハードルが高い」ということがわかりました。

2011/10モデルのMacBookAirは、SSD内にリカバリ領域を保持しています。
そのため
・ブートローダー
・リカバリ領域
・MacOS
の3つのパーテーションを持っているようで、BootCampでWindows用のパーテーションを作ると、Windows用は4つ目のパーテーションに。Windows側で、1ドライブのプライマリパーティションは4つが上限なので、5個目以降のパーティションをマウントできないようなのです。
Windows側としてはダイナミックディスクにすれば5個目のパーティションもマウントできるようになるようですが、ダイナミックディスクに変換してしまうと、今度はMacOSが起動できなくなってしまいます。

そのため、MacBookAir(1ドライブのみの環境)で
・MacOS
・Windows7
・両OSから読み書き可能なパーティション
をマルチブートで実現しようとすると、ブートローダーを含めて4パーティションということで実現可能のはずですが、代わりにリカバリ領域を削除する必要があります。

リカバリ領域を消した場合、もしこのMacBookAirを手放すことになった時に困る...HDDイメージバックアップソフトでも使えば、消しても復元は可能だと思うけれど、それに投資するくらいなら両OSの往復時にはSDカードでも刺しておけば済む話、というわけで、リカバリ領域を維持するため、共有可能なパーティションは夢となりました...

---

惜しいところまでは辿りつけます。
MacOS側で、BootCampではなく、ディスクユーティリティーを使って2つパーティションを増やし、Windowsを手動インストールします。この時のWindowsのインストール先は、増やしたパーティションの最初の方。
Windowsインストール後、MacOSからは、
・MacintoshHD
・(WindowsのHDD)
・FATフォーマットのドライブ
の3つを参照できます。
しかし、Windows側からは、FATフォーマットのドライブをマウントできません。マウントしようとすると、ダイナミックディスクへの変換を求められてしまいます。
もしここで、ダイナミックディスクに変換してしまうと、Windowsしか起動できなくなり、後戻り困難になりますので、要注意です。

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ペアリングの記録が見つからない...のはおかしいはず

「ペアリングの記録が見つからないためiPhoneに接続できませんでした」(以前の記事へのリンク)
で訪れる人が多いようなので、こちらで「iPodDevices.xml」を消して...と書きましたが、中身を見てみました。
すると、1台目のiPhoneと、2台目のiPhoneの記録は両方記録されています。
Connected date
Device Class (iPhone)
Family ID
Firmware Version
Firmware Version String
ID
IMEI
Serial Number
Updater Family ID
Use Count
が記録されています。
これはiPhoneだけでなく、iPodの値も記録されています。
たしかに新しく追加したiPhone4sの値が記録されているのですが、ペアリングの記録が見つからない、が出てしまっていました。iTunesが、複数のiPhoneを扱えてない??

もしiPodなど併用している場合は、まるごとざっくり「iPodDevices.xml」を削除するのではなく、旧iPhoneの部分の記録だけ削除した方がいいのかも、とも思いました。

※またまたお約束ですが、手を入れる場合は自己責任にてお願いします。


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EXPANSYS その後...課税額判明

iPhone4SをEXPANSYSから入手から購入して、およそ1週間。
使い勝手にも慣れて、ごくごく普段使いして油断した頃にそれはやってきました。

『FedExからの請求書』

です。
税金後払い、というわけですが、内訳は
消費税 1960円 → 100円以下切り捨てて1900円
地方消費税 475円 → 100円以下切り捨てて400円
税金合計で2300円。
ここに、FedEXの関税・消費税特別手数料というのが500円上乗せされて、合計2800円。
コンビニ払いか銀行振り込みで、請求書到着後10日以内に支払うように、と書かれていました。

EXPANSYSでiPhone4S 64GBを購入すると、現時点でちょうど8万円くらい。
後日2800円くらいの請求がある、というのは忘れない方がよい金額ですね。

※なお、課税標準額は5万円をちょっと切る金額でした。
課税標準額x「4%」が国税、4%分の100円以下切り捨て額x25%が地方消費税(合計5%相当)という内訳も記載された輸入許可通知書もついてました。




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そしてとうとうSIMフリー iPhone4Sに手を出す

GEVEY+iPhone4最強、なんて思うものの、そもそもGEVEYなんてもの使わなくて良いiPhone4/4Sは、世の中普通に出回っているわけです。b-mobileのHPにはexpansysへのリンクが張られています。expansysの存在は前から気付いていましたが、漢字のフォントが微妙に中国語漢字だったりするあたり、不信感もありました。しかしb-mobileの公式HPからリンクされてますし、業務提携によるリンクと言う話もあるため、expansysを信用して、ここからSIMフリーのiPhone4Sを買ってみることにしました。

価格は結構変動があります。発売当初よりはかなり下がってきましたが、たまに値上がりすることも。為替によるものでしょうか。在庫は比較的早く回復しますが、1時間に1台くらい売れているようですので、在庫なし表示が出ていてもあきらめずに。逆に、在庫数だけ見て慌てなくても良いと思われます。
意を決してカード決済で発注しましたが、JCB等一部のカードは手数料がかかるようなので要注意。VISAは大丈夫です。
expansysの良いところは、オーダー受領時、発送準備開始時、発送時など、細かくメールが送られてくるところでしょうか。expansys内の状態が見えるようになっているのは良い点でした。発送は香港からFedxにて。夜便で発送されて朝一に成田に到着、すぐさま江東区の東京税関に送られて通関手続き。ここで書類不備のため半日止まりましたが、何もなければ発送翌日には到着していた可能性が高いです。Amazonと大差ないかも。

expansysのHPには「*こちらの商品は検品の為、開封されアクティベートされている場合がございます。 」という記載があり、それが引っかかっていたのですが、実際には開封されてはいませんでした。
iPhone4(Softbank)の箱と並べると、iPhone4Sの箱はちょっと大きめです。何が大きいか、というと、ACアダプタのサイズが100V版と異なるため、プラグを収容するため大きくなっていたようです。4Sだから大きいわけではありませんでした。
開封したiPhone4Sに早速b-mobileのSIMを入れて電源を入れ、言語設定し、アクティベーションを行えば、いつものiPhone4とおなじ画面...同じすぎて、変えた感覚が少ないですね。
これをPCに接続し、iTunesを使ってバックアップからの復元を行えば、あっという間に移行完了でした。

意外とてこずったのがb-mobileの開通儀式。
「お客様の携帯電話・PHSから「bモバイル開通手続きダイヤル」に電話します」という文言の「お客様の携帯電話」というのが、開通するSIMを使わない別の携帯電話、という意味だと思わなかったので、開通するSIMをiPhoneに刺して発信しようとしていましたが、別の携帯電話からアクティベーションすると気付けば、それはすぐに終了です。
アクティベーションのところで躓いてしまったので、APNの設定を忘れて「データ通信できない!」などと慌てましたが、途中で気づいてこれもクリア。
これでようやくキャリアーを気にせずに自由に通信できる環境ができました。




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GEVEY + iPhone4 + b-mobile

SIMロックiPhone4+GEVEYでベトナム(Vinaphone)での通信に味を占めると、後戻りしたくなくなります。
しかしながら、iOS5+GEVEYは、ベースバンド維持しておかなければGEVEYが使えなくなり、失敗した時のことを考えると、手を出しづらい...。
というわけでしばらくOSアップデートせずに放置していました。
(iOS5アップデートしていない端末は中古買い取り価格がちょっと高め、なんてお店もあるようですね...)

その後au版iPhone4Sも発売となり状況が何か変わるか、と期待したものの、au版もSIMロックだし、auの場合は、仮に海外でパケット通信した場合、定額になる国がSoftbankよりも遥かに少ない、という問題も。当然GEVEYも使えないわけで、auへの乗り換えはあきらめました。

SoftbankのiPhone4Sは気になる存在ではありますが、iOS5、というかGEVEYでのSIM認識をさせられない点が障害で機種変更する気にはならず、でした。
iPhone4(OS4.3.4維持)を使い続けるのなら、もうひとつ気になる存在がb-mobile。GEVEY+b-mobileにすれば、Softbankでは基本的にはできないテザリングも対応しているうえ、DoCoMo回線なので速度も速いかも。年に数回だけ、旅行中などにテザリングを使いたい場面があるのですが、b-mobileの「bモバイル 1GB定額」なら、スポット的に上限を決めてテザリングできるし。

というわけで、下の方のリンクの中から、「bモバイル 1GB定額」のMicroSIM版を買ってみました。

パッケージには「ご利用終了後には弊社にSIMカードをご返却ください(送料をご負担いただきます)」の文言が。この一言で、少々心が揺らぎます。返却するのは良いとして、SIMをカットしないとGEVEYは使えないし、紛失扱いすると3150円?かかる様子。
さてどうしようか...と悩んでいるうちに、月に1GB以下の転送量、更新なら月額3100円で使える1GB定額にしてしまえば、Softbankは解約してしまってもいいのか?とも思い始めました。
現在所有のiPhone4は一括で買ってあるので、スパボ2年が切れる時には解約も考えた方が良さそうですが、現時点ではスパボがあるため、「bモバイル 1GB定額」との差額は少しだけ。まあ、よくできています。「bモバイル 1GB定額」だと海外では使えないけど、Softbankであれば、現地ですぐにSIMを買えないような場合でも助かります。

GEVEY持っていて、まだ使える環境を残している人には、スポット的にテザリングしてみたい場面で「bモバイル 1GB定額」はお勧めです。






日本通信 有効期間30日間「bモバイル 1GB定額」パッケージ 標準SIMサイズ版 BM-FRM-1GB

日本通信 有効期間30日間「bモバイル 1GB定額」パッケージ 標準SIMサイズ版 BM-FRM-1GB

  • 出版社/メーカー: 日本通信
  • メディア: エレクトロニクス






日本通信 bモバイル・フェア 1GB SIMパッケージ 120日間

日本通信 bモバイル・フェア 1GB SIMパッケージ 120日間

  • 出版社/メーカー: 日本通信
  • メディア: エレクトロニクス



日本通信 b-microSIM (データ通信専用) U300 6 ヶ月(185日)パッケージ BM-U300-6MM

日本通信 b-microSIM (データ通信専用) U300 6 ヶ月(185日)パッケージ BM-U300-6MM

  • 出版社/メーカー: 日本通信
  • メディア: エレクトロニクス



日本通信 bモバイルSIM U300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ BM-U300-6MS

日本通信 bモバイルSIM U300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ BM-U300-6MS

  • 出版社/メーカー: 日本通信
  • メディア: エレクトロニクス




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ペアリングの記録が見つからないためiPhoneに接続できませんでした

iPhone4からiPhone4Sに機種変更してiTunesから復元作業を行うのはとても簡単でした。
でしたが、iPhone4Sに移行後
「ペアリングの記録が見つからないためiPhoneに接続できませんでした」
エラーを見かけるようになりました。
発生条件が
・iTunes 10.5.1.42 (Windows7 64bit)
・上記のように2台目のiPhoneに切り替えて、切り替えた側のiPhoneを接続
・iTunes は起動したままでiPhoneを切り離し/再接続したタイミングで発生。
という感じ。
iTunes再起動で認識するんですが...。

で、
iTunesを終了してから
C:\Users\*****\AppData\Local\Apple Computer\iTunes
の「iPodDevices.xml」を削除してみたら、このエラーは出なくなりました。

例によって、お試しは自己責任にて。
試す場合は最低限、ファイルのバックアップを取ってからにしましょう。

※追記 xmlの中身については、こちらを参照。



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